八王子の景色   広園寺 開山忌                                      [戻る]


4月6日は山田町の広園寺開山忌。

開山の峻翁令山和尚(法光円融禅師)の法要が行われる。
峻翁令山和尚は開山様と呼ばれている。
普段は静かな境内も、この日は様子が変わる。

普段は閉ざされている勅旨門もこの日は門が開いている。
境内の堂宇には「一文字に三つ星」の長井の家紋が掛けられる。

何といっても、4月6日はサクラの花が咲き誇る時季でもあり、
門前のソメイヨシノや境内のヤマザクラの古木が美しい。

















斎会法要が行われた後に開山忌の見どころである、峻翁令山
和尚の像が境内の一巡となる。

普段は開山堂の中に納められている開山様の木像が、正装
した僧侶達に先導されて境内から通用門を出て、勅使門から
再び境内へと導かれる。

開山堂に納まる峻翁令山和尚像は、暗い中に目だけが光り、
とても怖く見えるが、この行列の中の木像は穏やかな表情を
している。


















輿に乗った開山様は、思いの外小さく見える。
開山堂の中では、暗い中で見上げるために、実際よりも
大きく見えるのだろう。

境内を一巡した開山様は、再び開山堂に納められる。