八王子の景色   熊野神社(宇津貫町)                            [戻る]






























宇津貫熊野神社の狛犬。
2体とも腕が無くなり、神社の拝殿のコンクリートの床からにゅっと飛び出すように突き出ている。
狛犬は、奥目で表情が実にユーモラスで、小さな巻き毛もかわいらしい。
神域を守るというよりは、参拝者を和ませてくれるようだ。


背中には 明和二年八月吉日 奉納第六天 とある。
明和2年は西暦1765年にあたり、享保の改革が済み、田沼時代が始まろうとする時代。
江戸中期、ここに第六天社と赤山大明神を祭祀する神社が創建されたことから、この狛犬が奉納されたのだという。

この愛敬のある狛犬は、近くに行く時は寄ってみたくなる。