日蓮上人像 (法蓮寺) [戻る]
既成の仏教界に疑問を抱き、法華経を最高の教典であるとして、
念仏信仰や他宗を非難した。
日蓮上人の人生は、自らの確信に基づいた行動と、その行動に
よってもたらされる摩擦との戦いであった。
他宗を非難したことによる生まれ故郷の安房からの追放。
新たな活動拠点とした鎌倉での布教活動と信者の獲得。
『立正安国論』を出したこといよる幕府からの弾圧と流罪。
罪を解かれて安房に戻るが再度の『立正安国論』提出による
佐渡への流罪。
許されて戻った鎌倉でまたも幕府に法華経を勧める。
最後に身を落ち着けた身延山。
そして最期の地となった場所には池上本門寺が建っている。
敵も数多くいたが、味方となった人々も数多くいたのである。
不屈の人と言えるだろう。
松葉ヶ谷の難や竜口法難、小松原刀難などのエピソードも
数多く残っている。
立正安国の文字は日蓮上人の御眞筆である。
台座に上人のエピソードがレリーフになっている。