八王子の景色   日本再建の三大恩人(3) 謝和得天寧大統領  [戻る]


謝和得天寧大統領
’五十一(昭和廿六)年九月四日。米国桑港(サンフランシスコ)
にて戦勝五十一ヶ国が日本処分の講和会議である。戦中、日本
にゴム等物資を奪取され苦しんだ錫蘭 [セイロン](翠藍華)[ス
リランカ]国代表謝和得天寧[ジャワエルデネ](現大統領)博士
は堂々佛陀の教えを説き、「報怨以恨 恨永劫不尽。忘恨報慈
悲「狂気の戦」は終った。彼我倶に疲弊の今、日本に即時独立
を許し、賠償等求めまい。日本は昔の通り亜細亜の兄、亜細亜
の老となってくれ。」吉田茂日本代表は感泣し、米国は深考。
ソ連圏は脱退し、四十八ヶ国の調印で、日本は分割統治から
免れた。


私はこの方の名前をこの像を見て初めて知った。
サンフランシスコ講和会議で、日本の自由を制限しようとした
ソ連に対し、日本を自由にすべきという意見を述べ、また日本に
戦後賠償を要求しないと述べたことも初めて知ったことである。
こうした事実を日本人はもっと知るべきではないだろうか。