中村雨紅 夕焼小やけ作詞のみち [戻る]
弐分方の神戸から小田野へと通じる山裾の道は、
明治時代に新しく開かれた案下路である。
この「明治の案下路」の恩方事務所を見下ろす場所に
石仏や碑などが並んで置かれている。
そのひとつが「中村雨紅 夕焼け小やけ 作詞のみち」
という碑である。
碑の正面には
中村雨紅
夕焼小やけ
作詞のみち
碑の裏面には
大正八年はスペイン風邪の大流行であった
二分方の避病舎の脇を駆けぬけた足で小田野山を越え
た時母なる郷の夕日に想いをはせたのであった
とある。
誰が、いつ建てた碑かが記されていないため判らない。
文字と文章からすると、中村雨紅氏本人が建てた碑と
いう可能性もありそうだ。