武蔵太郎安国の墓 [戻る]
江戸時代中期に活躍した下原刀匠・武蔵太郎安国の墓碑は、
元八王子の「鍛冶屋敷」バス停近くにある。
下原刀匠 武蔵太郎安国墓
下原刀は下恩方村下原を発祥の地とする山本姓を名乗る刀工
集団・下原鍛冶が鍛えた刀の総称。下原鍛冶は、室町時代から
江戸時代まで、恩方村、元八王子村、横川村の小名下原で刀剣
を鍛えた。
武蔵太郎安国は最初、藤太廣重と名のり、徳川光圀に安国の
名前を賜ったといわれる。享保4年(1719)には浜御殿で将軍
吉宗の上覧鍛冶をつとめた。
慶安2年(1649)〜享保15年(1730)
この近くには「市史跡 刀匠武蔵太郎安國鍛刀之地」の石碑も
建てられている。
墓碑は風化が進んでいるが、覆屋がかけられて大切に守られて
いる。