名勝 月夜峰の碑 [戻る]
共立女子学園は元八王子町の小高い山の上がキャンパス
になっていて、遠方からでも校舎がよく見える。
そのキャンパスの中央に「名勝 月夜峰」と刻まれた石碑が
建ち、その碑陰にはこう記されている。
月夜峰(つきよみね)の由緒を伝えたのは、植田孟縉の書、
「武蔵名勝図会」である。
北条氏照城居の砌、この地にて月を賞せしより、地の名を
月夜峰とは号しけり。又云北条家の盛んなりしときは、
氏照の別業ありしとも云。学園百十周年の記念に、当地が
名勝であることを石碑に刻み伝えるものである。
平成八年十月十八日
周囲には視界を遮るものがなく観月には絶好の場所である。
戦国という世だからこそ、遊び心も必要だったのだろう。