八王子の景色   長田作左衛門墓                                        [戻る]



極楽寺の墓地に長田作左衛門
の墓がある。
八王子城合戦の際、長田作左衛門は北条氏照の家臣として城を守備
していたが、落城後に取り立てられ新八王子町の建設に当ったという。


東京都指定旧跡 長田作左衛門墓
所在地 八王子市大横町七−一 極楽寺内
指定   大正十四年五月
天正十八年六月二十三日の八王子城落城後、交通の要衝に位置して
いた横山の地に地割りが行われ、八王子町が成立した。
この八王子町の建設を推進したのは各地から来住した後北条氏や
武田氏の浪人であったが、直接町割りを担当したのが長田作左衛門
元重(八王子城主北条氏照の旧臣)と古くから伝えられている。
長田作左衛門については、その実在を疑い八王子町の町割り参画
そのものを否定する説もある。しかし、一般には代官頭大久保石見守
長安の指揮に従って、八王子町の建設にあたった人物の一人として
理解されている。
  昭和六十一年三月三十一日          東京都教育委員会
(東京都教育委員会の解説板より、(一部省略して記載))

この墓は嘉永5年(1852)に造立された供養塔だとか。
また、横山町郵便局付近が長田作左衛門邸跡伝承地とされている。
(八王子市教育委員会の案内板による)