庚申塔(下恩方町上宿) [戻る]
下恩方町の旧案下道沿いに庚申塔が建っている。
「庚申塔」と大きく書かれた文字塔は、庚申塔としては
かなり大きい。
に建つ太子堂その前に建つ小さな石標に、
都道六十一号線工事のため下恩方町一五一九番地
より現在地に移転した
との説明が書かれている。
これだけの大きな庚申塔を建てるにはそれなりの費用
や労苦があっただろうが、道路普請に際して、それを
移設して残したことへの努力が偲ばれる。
庚申塔の前の道は、江戸時代に佐野川往還や裏甲州
路とも呼ばれた旧案下道。
戦国時代は、この周辺は浄福寺城の城下町であった。