八王子の景色   鎌倉古道碑(北)                                 [戻る]



上恩方に「鎌倉古道」の碑が2基建っている。
2基は同じ碑だが、この碑はその北側にあるもの。
秋川街道から五日市へと抜ける道の脇に建つ。

碑の横を抜ける道は狭く、屈曲していて、古道の風情が感じられる。
この道は畠山重忠が通った道との伝承があり、駒繋ぎ石、重忠橋、
お手植えの桜、田守神社など重忠に関連する事物が数多く残っている。

碑には

鎌倉古道
碑の裏面には
昭和五十一年三月
多摩文化研究會長  医學博士 持田治郎
と刻まれている。

多摩病院の院長であった持田治郎氏は、橋本義夫氏の
建碑運動を後援し、自らも三日幻境碑、中里介山草庵跡碑、
関東綱五郎住宅跡・墓跡など数多くの碑を残している。