板碑(一悦庵) [戻る]
赤い彼岸花と秩父青石(緑泥片岩)の対照の風景。
楢原町の一悦庵跡に2基の板碑が建っている。
大小の板碑は下部をコンクリートで固められている。
周辺部に破損が見られるが全体に保存状態は良い。
右の小さい板碑には、
應安六年
了円尼逆修
八月十三日
左の大きい板碑には、
月待供養
宝徳二年十月廾二日
一結之衆
の文字が彫られている。
應安二年は西暦1373年、宝徳二年は1450年。
逆修供養とは、生前に自らの墓を建てるものである。