第六天 [戻る]
第六天 と、しっかりした文字が書かれた石が建つ。
ここは川口町の十二社という地区。
この第六天は古い道の分岐点にあり、
南は丘を越え、下げ坂(本さげ坂)を下って大幡へ向かう。
西は今熊山方面へ、北は戸吹方面への道であった。
第六天(大六天)とは 、仏教の六道輪廻の6番目の天界に属する欲界を
支配する「他化自在天(たげじざいてん)」を指し、第六天魔王ともいう。
天界にあるのに「魔王」と呼ぶのは、全ての人々が悟りを開かぬよう、
仏道修行の邪魔をするからだという。
(参考:http://www1.asitaka.com/)
石の裏には 弘化の年号が見えるこのから、江戸時代末の
1840年代後半の造立である。