峠山観世音 [戻る]
小比企町の丘陵の裾を通る道から南へ道が分かれる地点に
立つ道標には「七国峠」の文字がある。
その方向へと進んでいくと、左手に赤い手すりが付いた石段が
あり、その上に寺院の屋根らしきものが見える。
石段を上がってみると、「峠山観世音」書いた額が掛かるお堂
である。
峠山観音堂の周囲は民家などにとり囲まれてやや窮屈な印象。
だが、境内や建物はきれいに掃除がされて気持ちがいい。
地元の方々が手入れをされているものと見える。
ところで、「峠山」あるいは「峠」とはどこを指しているのだろうか。
まずこの場所が峠でないことは確かだ。
「七国峠」かなり先にあるが、七国峠を越える麓にあることから
その名がついたということだろうか。
境内には由緒などを記したものはない。
観音堂内には槽観世音菩薩と不動明王が祀られている。