八王子の景色   四合目標柱                     [戻る]


三合目標柱からは、斜面と石段が続く登り道になる。

登山道は大きく折れ曲がって、やがてほぼ直線に変る。
石段を登ることに気をとられてしまうが、道の左側を見ると
平坦な場所と急斜面とが交互になっていることがわかる。

この石段の登山道は、八王子城跡の特徴的な遺構である
金子曲輪下の馬蹄段を破壊して造られたものなのである。

やがて、四合目標柱が右に見えてくる。
だが、要害部への登りはまだ始まったばかり。
四合目というのはいささか早すぎる感がある。























標柱の後は大きな崖になっていて、崖下には登城道がある。

馬蹄段は登城道を監視する役目も持っていたが、
ハイキングコース設置で遺構が破壊されてしまったのは残念だ。

ハイキングコースは、降雨の際の排水路となってしまうため、
斜面の侵食が激しい。
登山道に深い段差が出来て、歩行はかなり困難である。