八王子の景色   丁石(三丁目)                       [戻る]


薬王院の山門から三丁目を示す丁石は、男坂と女坂が
合流する権現茶屋の前にある。

坂道や階段を上ってきた登山客がベンチで休憩している
後ろにたくさんの記念碑や杉苗碑が立ち並んでいる。
その中に丁石が建てられている。

丁石には不動明王の眷属である36童子のうちの1童子
が線刻で描かれている。

三丁目
町田梅太郎長女 町田はま


の文字が刻されている。

(縣 敏夫「尾山の記念碑・石仏」より)

町田梅太郎は、妻信とともに奉納した壱丁目の丁石に、
三十六廼石標を建て備へ」と36基の丁石を奉納すると
記している。
この三丁目の丁石は、長女はまの名で奉納している。