丁石(拾丁目) [戻る]
たこ杉の隣に石造物がいくつか並んでいるが、そこに
薬王院の山門から拾丁目を示す丁石がある。
縦長の石には、隣に並ぶ八十八大師像と同じように赤い
帽子が被せられている。
丁石には不動明王の眷属である36童子のうちの1童子
が線刻で描かれ、
拾丁目
八王子驛
海老野新助
の文字が刻されている。
(縣 敏夫「尾山の記念碑・石仏」より)
壱丁目から五丁目までは町田梅太郎とその家族が奉納
していたが、拾丁目は八王子在住の海老野新助という人
が奉納したものである。