尾山内八十八大師めぐり (是より阿波國) [戻る]
清滝の近くに、
尾山内八十八大師めぐり
これより第一番札所
と書かれた看板がある。
高尾山の登山道脇には八十八大師の石像が安置
されているが、気付かない人も多いだろう。
これは、明治36年に第26世志賀照林大僧正が
高尾山内を四国に見立てて、四国八十八ヶ所の霊場
の土を各大師様の下に納めたもの。
八十八ヶ所の第1番は清滝の近くにあるが、その手前
に置かれているのが「是より阿波國」の石柱である。
小さな像は彫られているのは弘法大師様か。
碑の正面にある「高橋藤右衛門」の名は建立者の名、
碑の右側面には「明治三十六年七月建之」とある。
この石標は、高尾山の中で私の好きなもののひとつ。