八王子の景色   高尾駅の銃弾痕                                    [戻る]


JR高尾駅の1番ホーム。
上屋を支える柱には古いレールが使われている。
金属製の柱は薄いグレーの塗料で塗装されているが、
2本の古レールの一部だけ塗装がないものがある。
この塗装がされていない部分には銃弾痕がみられる。

銃弾痕についての説明板等は見られない。
あまり知られていない戦争の傷跡のひとつである。
銃弾は太平洋戦争時の米軍機の機銃によるもので、
8月5日にはいのはなトンネル列車銃撃事件が起きて
いるが、この日列車を襲ったのと同じ戦闘機が高尾駅
を襲った可能性がある。

1方の古レールには銃弾の痕が2つ見られる。
もう一方の古レールには銃弾の跡が1つ残っている。

機銃を発射したのは米軍のP51戦闘機だろう。
12.7mm機銃の銃弾の痕が今なお駅の構内に残る。