八王子の景色   メタセコイア株化石                  [戻る]


北浅川と城山川の合流点の河原にメタセコイアの株化石がある。

河床の岩に挟まれるようにしている大きな化石を観察できるが、
対岸にある説明板によれば、川の両岸に数多くの株化石が散在
しているという。

以前、メタセコイアは「生きている化石」として注目された樹だが、
今ではあちこちで見かける樹である。

化石がこうしてほったらかしになっているのはどうなのだろう。
希少価値がないのでそうなっているのか、あるいは展示が必要な
ほどの教材価値がないのであろうか。

なんだかもったいない気がする。











メタセコイア株化石
昭和42年(1967)に北浅川の河床で発見されたものが化石株
として有名。中生代〜新生代の植物の化石。日本をはじめ、
北半球の各地で化石として発見されている。
1945年中国四川省で原生のものが発見。現在は公園や学校
にも植えられており上野町市民会館の駐車場でも見られる。
スギ科の落葉針葉樹。日本名はアケボノスギ。
平成13年(2001)この場所から約230万年前のステゴドン科の
ゾウ化石(牙2本、歯6個)が発見された。

(八王子市教育委員会の案内板より)