八王子の景色   煉瓦積み橋台(2)                                             [戻る]



明神町3丁目にあるトンネル状の歩行者用通路は、トンネルではない。
上部に中央線と八高線の線路が通る、小さな鉄橋である。

短い緑色のガーダープレートが並ぶ様子はオモチャを見ているようで
とても面白い。

その甲武鉄道の遺構のすぐ南側には中央線と八高線の築堤がある。
築堤の切れ目に、小さな橋梁があり、その下を小道がくぐりぬけている
箇所があるが、中央線部分の橋台は煉瓦積みである。八王子以西へ
の中央東線建設(および八王子駅移転)時に設置されたものであろう。
橋桁には「第二石曽根橋りょう」と記されている。
(山田 俊明「多摩 幻の鉄道 廃線跡を行く」より)












橋りょう名 第二石曽根橋りょう」と書かれている。

余談だが、橋台の煉瓦に防犯灯管理者のプレートが取り付けられていて
そこに書かれているのは、

防犯灯管理者 
明神町三丁目町会
清水 正之


清水氏は「明神町 わが町」など八王子に関する著書が多数ある著名人。
私も、大変参考にさせていただいており、尊敬する方である。