八王子の景色   お能の松                         [戻る]

街中にサルスベリの花が目立ってきた7月下旬の猛暑日。
久々に念西庵跡を訪ねると大変なことになっていた。
「お能の松」として知られた名木の上部が伐り取られている。

楢原町にある念西庵跡地には姿の美しい松が立っていた。
その見事な姿から、能舞台に描かれる松に見立てられ、
「お能の松」と呼ばれるようになったのだいう。

皆で危険だとの判断をしたのであろう。
枝が枯死したのか、風雨で折れてしまったのか、
理由は不明だが、松の上部の枝がなくなってしまった。

1年程前に撮っていた写真と比べればその違いは一目瞭然。
再びあの枝ぶりが見られようになるには、長い年月が必要だ。








かつてのお能の松の姿。
美しい姿の木も今は哀れな姿になっている。