出羽橋 [戻る]
元八王子2丁目が城山手と境界を接するところ。
城山川を越える小さな橋が出羽橋。
小さい橋だが、かなり凝ったデザインが施されている。
「出羽橋」の名は、橋の南に見える出羽山(写真奥に見える小山)
から名づけられている。
出羽山は戦国時代に八王子城の城主であった北条氏照の重臣・
近藤出羽守助実の屋敷があったとされている。
クラシックなイメージの街灯が特徴的な出羽橋だが、橋の名前を
生かすのであれば、もっと古風なデザインの橋にして、八王子城、
城山川、出羽山などについて説明を置いたら、散策コースとしても
面白くなったと思う。
6月下旬の夜に、妻と2人でこの橋を通りかかった。
すると、橋の上から川の方を見ている2人の女性がいる。
2人の視線の先には、空中に光の筋が見えていた。
明るくなったり、消えたりする光は、ホタルが放つ光。
住宅に囲まれ、クルマの往来もある日常の生活圏の中で
ホタルが見られたのは、嬉しい驚きだった。