八王子の景色   新・旧甲州街道(1)                                       [戻る]


東浅川町の甲州街道「多摩御陵入口交差点」から西に100m程
のところに新・旧甲州街道の分岐点がある、

写真の左側のイチョウ並木が続くのが新甲州街道。
右のやや細い道が旧甲州街道である。

旧甲州街道は、弓なりにカーブを描いて600m程先で再び新道
に合流する。

旧道は道沿いにある用水路に水が流れ、板塀の家や桜の木が
点在するなど、往時の雰囲気をわずかに留めている。















誰が作って立ててくれたのか、分岐点には手製の案内板がある。

新道側には「
甲州街道 昭和三年開通」と、
旧道側には「
旧甲州道中」と書いてある。

大正15年12月25日、大正天皇が崩御。
翌昭和2年、この地に多摩御陵が造営されると全国から参拝者が
訪れたという。
そうした人々の利便のために道路をを拡幅して直線化したのが、
現在の国道20号。
公孫樹並木は、御陵造営記念に植えられたものである。