雨降の地蔵尊道標(2) [戻る]
雨降の地蔵尊道標(1)と同じ祠に納められている。
向って右の小さな地蔵尊が地蔵尊道標(1)で、
左の大きな地蔵尊が地蔵尊道標(2)である。
(台石正面) 念仏講中
(台石右面) 右ハ尾山
左リハ山道
(台石左面) 嘉永三年
八月吉日
嘉永三年は1850年。
地蔵尊道標(1)は延享5年(1748)の建立と見られるので
両地蔵尊には100年もの時間の開きがある。
記載された道しるべから見ても、地蔵尊道標(1)が傷んだ
ために、その代わりに地蔵尊道標(2)を新造したと見るのが
妥当であろう。
(参考:縣敏夫『尾山の記念碑・石仏』
覆屋内にある地蔵尊はどちらも道標になっている。
今回の地蔵尊道標は向って左の大型のもの。