八王子の景色   総構 城下張出(堀)             [戻る]


城下張出(平場)の先に、城下張出(堀)の解説板が立っている。

国指定史跡小田原城跡 総構城下張出(堀)
この場所は、小田原城総構城下張出の東側を巡る空堀が位置した
場所です。現在でも雛壇状に東側へ下っていく堀の様子が確認でき
ます。
                          小田原市教育委員会
(小田原市教育委員会の説明板より)


右の切岸の上が城下張出の平場になる。
ロープで囲われた正面の土地は、かつては空堀であり、奥の壁に
付きあたったところから直角に左に折れて斜面に沿って下降していく。

ここは、城下張出に沿って空堀がめぐる遺構が残っている。
堀は埋められているため、完全な姿ではないものの、往時の雰囲気
を残している貴重な場所である。








空堀が平地へ向かって落ち込んでいく遺構がよく残されている。。
かつては、堀はもっと深く、右手の住宅側には土塁が築かれていた。

豊臣秀吉の来攻に対して北条氏が構築した総構は、400年以上の時
を経た今も、目の前に残っている。