八王子の景色   多賀神社の千貫神輿                     [戻る]



甲州街道の交通を止め、神輿と山車が占領する。
酷暑の中の八王子まつりのハイライトは千貫神輿である。
金色に輝く神輿を中心に、幾重にも担ぎ手が遠巻きし、
甲州街道の車道が人で埋めつくされる。

歩道には、千貫神輿を見ようと多くの見物人が立ち並び、
ケータイやデジカメで神輿を撮影している。


















市指定文化財
多賀神社神輿(三輪御所車を含む)
  所在地   八王子市元本郷町四丁目九番二十一号
  指定年月日 昭和五十二年十一月五日
多賀神社例大祭の神幸祭(神輿渡御神事)に重要な役割
を果たしてきている本神社御
(ママ)輿および神輿台車は
氏子十二ヵ町共有のもので、明治十五年(一八八二)東京
草で建造されたものと伝えられている。
本神輿は鳳輦形式の類型に属し、建築技法上および神輿
構造上、江戸様式の正統工法の遺構を残している。特に
二軒扇棰(重棰)、三手先斗栱(尾棰組込み)など高度の
技術が駆使されており、典雅な外観を形成している。また
神輿台車は、三輪御所車形式、左右に擬宝珠高欄を配す
るなど形態とも古代を踏襲している。神輿の総重量三トン、
高さ二・五メートル余の都下有数の規模である。
  平成十六年三月三十一日

                     八王子市教育委員会
(説明板より)