八王子の景色   酉の市                                          [戻る]


昨日で11月は終わってしまい今日からは師走になったが、
11月の風物詩といえばやはり市守神社の酉の市。
三の酉まである年は火事が多いというが、今年はその年だ。

酉の市がある日は、甲州街道の歩道沿いに数多くの屋台が
並び、街に活気が出てくる。





















市守神社の境内には、熊手を売る店が並んでいる。
子供の頃は酉の市に連れてきてもらうのが楽しみだった。

大きな熊手を買って担いで帰る人。
店の人と値段の交渉をする人。
大きな熊手が売れた祝いに三本締めをする光景。
子供の世界にはない「非日常の空間」がそこにあった。
一年に一度の酉の市は、大人の世界を垣間見るようなイベント
で、そこに身を置くのが楽しみだったのだろう。

父親が買うのは団扇くらいの小さな熊手と決まっていて、
買って帰ると、玄関に飾ってあった。