ヤマカガシ [戻る]
浅川渓谷でカワセミを見かけたので、しばらく観察をしていた。
カワセミが飛び去ったので、岩場から腰を上げようとすると、
足元の岩で何かが動いている。
「ヘビだ。」とわかったが、とても小さい。
足で岩場を叩いて威嚇すると、2m程下の水たまりに落ち、対岸
へ泳いでいった。
黒っぽい体に赤い模様が点々とし、首の黄色い線が目立つ。
家に戻って調べると、ヤマカガシの幼体だった。
「ヤマカガシには毒はない。」と子供の頃に教えられてきた。
だから、中学生の頃には、よくアオダイショウやヤマカガシを
素手で捕まえていた。
だが、数年前にヤマカガシにも毒があると報告された。
昔、咬まれなくてよかったなと思い返し、今日出会ったのが
幼蛇でよかったと思う。
よく見ると、大きな丸い眼が愛らしい。
近づくと、体を縮めて岩の奥に隠れてしまった。
2013年7月撮影(上壱分方町・浅川渓谷)