馬酔木 [戻る]
鑓水を散策していてアセビの花を見つけた。
早春に咲くピンク色の花は愛らしい。
馬酔木と書いて「あせび」や「あしび」などと読む。
難読漢字クイズなどにはよく出される言葉である。
名の由来は馬が食べると酔うように苦しむからだという。
ところで、「馬酔木」という言葉が文学史にあったが・・・。
サビついた脳では思い出せないので検索してみると、
「馬酔木」とは水原秋桜子が刊行した俳誌だった。
水原秋桜子は戦中に八王子に疎開していたことがあり、
中野山王の名綱神社には秋桜子の句碑が立っている。
秋桜子が「馬酔木」の名に託した思いは何だったのか。