八王子の景色   馬鳴菩薩                  [戻る]


上恩方・宮ノ下に残る古い薬師堂の前に立つ自然石に
仏像が線刻されている。

仏像の横には、
奉造立馬鳴菩薩
明和四丁亥六月吉日

の文字が刻まれている。

馬鳴(めみょう)菩薩とは養蚕や機織の神様だという。
馬鳴とは、大乗仏教の興隆に貢献したインドの人の名
だという。
その名の由来は、仏法を聞いた牛馬まで感涙させた
ことによるのだそうだ。

像は右手に数珠を持ち、左手に宝珠を持って仏法を
説く姿を表している。

(参考:とんとん健康散歩の会『とんとん健康さんぽ道
67回』)