御所水辨財天の宇賀神 [戻る]
富士森公園の南、御所水辨財天への参道入口を示すの木の
標柱は、「御所水辨財天」の文字が鮮やかだ。
その上に載る蛇の姿は辨財天と関連する宇賀神の姿だろう。
『養蚕が盛んだった八王子市内では、蚕の繭をネズミに荒らさ
れて困っていた。
弁財天は白蛇の姿としても崇拝されることから、白蛇を御神体
とした弁財天信仰が盛んになり、多くの信者を集めたという。』
(参考:「打越弁財天碑銘」)
とぐろを巻いた姿や頭の形がデフォルメされているが、生き生き
と仕上がっていて、私の好きな像のひとつである。
木製で雨ざらしのため、すでに標柱の一部は腐食している。
いつかは、この姿も無くなってしまうのかもしれないが、
この「作品」をできるだけ長く見ていたいと思う。
ところで、この作品の製作者どなただろうか?
相当に腕のある方とお見受けする。