川町落合橋道標(2) [戻る]
川町の落合橋際にポツンと置かれた石は、
気付かずに通り過ぎてしまいそうな程小さい。
元々は何であったのかも一見では判らない。
上半分は破損して無くなってしまっているが、
残った下半分に見られるのは両手を胸の前で
合掌する姿とその下に刻まれた三猿である。
青面金剛像と三猿とくれば庚申塔とわかる。
左側面には ミち の字が判読でき、
右側面には 十一月 講中 の文字がある。
破損した部分には、
(左側面 たかをミち
(右側面) 明和四年十一月
と刻まれていたという。
(参考:縣敏夫 『尾山の記念碑・石仏』
高尾山薬王院 2007年)