片井戸道標 [戻る]
川口町の路傍にコンクリートの石柱が建っている。
モルタルを塗った上に直接文字が刻まれていて、
風化により文字の判読がしにくいが、道標である。
(東) 向 右 片井戸ヲ経テ加住□□□・・・(埋没のため不明)
左 字十二社ヲ経テ多摩□□□・・・(埋没のため不明)
(北) 川口村青年団第□□□・・・(埋没のため不明)
(西) 昭和二年一月再建
(南) 向 右 字道場北之根犬目方面
左 今熊山五日市町方面
八王子方面へと向かう道は2つに分かれている。
「昭和二年一月再建」とあるが、昭和二年一月は大正天皇崩御に
より多摩御陵の建設が始まった時期にあたる。
多摩御陵への参拝者が増えるということから、文字を書き替えた
ものであろうか。