八王子の景色   新撰組隊士 中島登 出生之地                               [戻る]



陣馬街道の市民センター入口交差点横のリサイクルショップ敷地に
「新撰組隊士 中島登 出生之地」と書かれた碑が建っている。

今年の大河ドラマ「八重の桜」では、幕末の激動の中におけるで会津
藩の悲劇的な歴史が丁寧に描かれているが、京都守護職となった会
津藩の下で剣の腕を頼りに攘夷派や長州・薩摩が率いる新政府軍と
戦う新選組も描かれている。


中島登出生地の碑
中島登(1838〜1887)は、寺方村(現西寺方町)の千人同心の子
として生まれ、自身も千人同心となるが、同心仲間とのトラブルから
千人同心をやめ離村、親戚筋にあたる多摩郡中野村の井上益五郎
宅へ身を寄せた。この井上益五郎が近藤勇の近藤家と知り合いで
あったことから、登は新選組に入隊した。
土方歳三と各地を転戦するが、箱館五稜郭の戦いで捕えられ、その
後は遠州白須賀(現静岡県湖西市)へ開拓農民として入植、後に浜
松にて鉄砲火薬店を開いた。
中島が新選組隊士を描いた「戦友姿絵」は、箱館五稜郭分館に収め
られている。

(八王子市教育委員会案内板より)

中島登の描いた「戦友姿絵」をテレビで見た。
幕末屈指の剣豪という新選組隊士 斉藤一 の姿を描いたものだが、
構図も表情も、大変素晴らしい出来栄えだった。