^{吉�� 菊一 稲荷　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[戻る]}

南浅川町の甲州街道から「うかい鳥山」に向かう道沿いに
石の鳥居が建っている。
扁額には、「吉��　菊一　稲荷（注：吉��と菊一は並列）　
高尾山隆玄謹書」とある。
高尾山薬王院の貫主の書となれば、高尾山に関係する
稲荷社なのだろうかと、その先の坂を上がってみた。

傾斜のある細道を折り返しながら登ると、２分程で稲荷社
の境内に着く。
まず眼に着くのが、赤い鳥居。
コンクリートの基礎の上に、ボルトとナットで組まれた木材
は筋交の補強が入り、公園の遊具のようにも見える。
そして、赤い鳥居に青色の笠木を重ねているのは、何とも
面白い。こんな鳥居は見たことがない。

社殿は稲荷社らしい彩色のない、普通のもので、鳥居が
余計に浮いて見えてしまう。

神社の由緒などはまったくわからない。







社殿の背後の山側に、石碑のようなものがたくさん並んで
いるのも、この神社独特の光景。

石碑には「三吉大神」「高一大神」「白菊大神」「菊一大神」
などの文字が彫られているが、これは一体何なのだろう。