八王子の景色   若松神社                          [戻る]



若松神社
宮下町。祭神稚産霊神(わかむすびのかみ)。例祭9月29日。
創建年代は不詳。1792年(寛政4)社殿再建の際、木造大龍
権現を安置したと伝えられる。
境内社に天満宮、熊野神社がある。

(八王子事典の会「八王子事典」より)

滝山街道から杏林大学へと入る道路の近くに赤い両部鳥居が
見える。
その先は、長い石段が続いていて、思いの他高いところに神社
の境内がある。
覆屋の中に鎮座する本殿は見事な木組みによって造られていて、
そこに施された彫刻も実に素晴しい。

藪の中に隠されているような雰囲気といい、浮世離れしたような
赤い鳥居が示す神域は、何か秘密の世界を垣間見てしまった
ような不思議な感覚にさせられる、そんな神社である。










広い境内には、数多くの境内社がある。

確かではないが「宮下町」の名は、この神社の下にあることから
付いたと聞いた記憶がある。























金網越しに見える本殿。
社殿を飾る彫刻は圧倒される程で、近くでゆっくり眺めたいもの。

思いがけない場所で、思いがけないものに出逢った。