和田峠大明神 [戻る]
陣馬山への登山口・和田峠の茶店の向い側を見上げると、
赤い鳥居が建っているのが見える。
鳥居の下を通る林道脇には木の階段が作られていて、そこ
には「和田峠大明神入口」という案内標が付けられている。
4年前に醍醐方面から林道を歩いたことがるが、そのときは
この木製階段はなかったので、それ以降に誰かが作ったの
だろう。
階段を上ると、先程見た赤い鳥居があり、その先にいくつか
の石造物が見える。
手作り感が伝わってくる鳥居には立派な注連縄が渡されて
御幣も懸かっている。
左の石は大乗妙典石経塔、その奥にある石仏が大明神なの
だろう。
さらに奥には、馬頭観世音の文字塔があることからすると、
ここはかつての案下道であった可能性も考えられる。
山に道を通すのは、尾根を通るのが最も簡単で歩きやすい。
馬頭観世音があるのは、馬を使った荷役が通行していて、
通行の安全や亡くなった馬の供養のために建立したものと
考えられる。