天満神社(上野町) [戻る]
金剛院の向いにある天満神社。
境内は奥行があり、拝殿と本殿を備える社殿も大きい。
学問の神・菅原道真を祀るに相応しいたたずまいいである。
天満天神社
上野原宿にあり。横山十五宿の内なり。本社、上屋拝殿造込
なり。社地は時の鐘念仏堂の南に接して、杉の森 社地百七
十坪。金剛院除地の内にて、その寺の持。社地また金剛院
表門と相向う。当所の産土神なり。例祭七月廿五日。寛永八
年(一六三一)金剛院開山真清法印勧請す。神体木立像。本
地千手観音。 木立像。五寸六分。行基作。
(植田孟縉著 片山迪夫校訂『武蔵名勝図会』より)
境内には由緒書きが立っている。
鎮座地 八王子市上野町一
御祭神 菅原道真公
由緒 寛永三年(一六三六)別当金剛院の開山真清が天満
社として創立。
寛永八年奉納の神宝、道真公の弥陀経は戦災により
焼失。
昭和三十一年神社が再建される。
祭事 初宮詣・例大祭・七五三詣・厄除・地鎮祭等
境内面積 一五九坪
(由緒書きより)
もうすぐ受験シーズンになるが、試験合格を祈る受験生たちは
この天満神社に願をかけに来ることだろう。