今熊野山 正福寺 [戻る]
今熊山の麓、里山の緑に囲まれて建つ正福寺。
本堂の唐破風が本堂に比してかなり大きいことが特徴である。
近づいてみると、唐破風に施されている見事な彫物の数々と、
天井に描かれた龍の絵に圧倒される。
正福寺
上川町。多摩四国八十八霊場第61番札所。今熊野山正福寺
真言宗豊山派横沢大悲願寺末。開山重円上人。本尊薬師如
来像。1364(貞治3)重円上人により創建されたという。その
後、1705年(宝永2)、1844(天保15)に火災により堂宇が
焼失している。江戸期には今熊神社の別当であった。
(八王子事典の会『八王子事典』2001年1月 より)
彫刻や龍の絵、そして建物の素朴ながらも力強い様は、
いつまでも見ていたい程の魅力を持っている。