住吉神社(叶谷町) [戻る]
叶谷町の住吉神社は、平安時代からの長い歴史を持つ神社である。
住吉神社
鎮座地 八王子市叶谷町一〇七三
御祭神 上筒男命 中筒男命 底筒男命
由緒 寛平年間(八八九−八九七)の勧請で鵜森神社と称した。天延四年
六月(九七六)再建し、永承六年(一〇五一)陸奥守頼義、阿部頼時
(前九年後)討伐の時、三田源五広綱に命じ摂州(大阪)住吉大社
を勧請する。天福元年(一二三三)九月北條時頼朝臣願主となり武
運を祈願して再建する。天正十年(一五八二)九月八王子城主北条
氏照城の鬼門除の神として再建し、十八年落城の時兵火の為社殿
焼失する。朱印十石を賜る。元和三年(一六一七)徳川幕府再建、
承応二年(一六五三)十一月、弘化二年(一八四五)再建した。
社宝 元禄二年 寛政十二年 弘化二年 棟札三枚
例祭日 四月三日 九月二十九日
境内面積 一一一一坪 境外地 一〇〇坪
境内社 稲荷社 天神社 蚕守神社
社殿 本殿流造 拝殿神明造
氏子数 四五〇戸 崇敬者一〇〇〇人
法人設立 昭和二十九年三月三十一日
宮司 小松
住吉神社の本殿には鉄骨造の覆屋がかかるが、屋根のみで壁がない。
そのため、本殿をの細部までを拝見できるのはいいが、台風など風雨の強い
ときには本殿が濡れたり、破損したりしないのかと心配になってしまう。