八王子の景色   神明神社(加住町)                                 [戻る]


加住町の南は里山が広がっていて豊かな自然が残る。
その山裾に点在する寺社のひとつが神明神社である。
山裾の道路沿い「神明神社」への表示と由緒を書いた石碑がある。
その横の階段を上がると、次第に山に踏み入っていく。
程なく見える鳥居の先には、長い階段が遥か上へと続いている。
一瞬躊躇あいたが、階段の先には手入れがなされた境内があった。


神明神社由緒
御祭神 天照大神(他八神の記載あり)
神社創立の年代は、詳らかでないが、神明神社は現在地に、
十二天社は森越に、富士浅間神社は村の南の山上にありと、
新編武蔵風土記稿(一八二六年)に記されている。
神明神社保存の板碑 正知元年(一三一二年) 龍源寺の
板碑には、文安五年(一四四八年)谷慈郷とされ、この地は
古へより藤原氏の荘園として存在した。
山野の中に生きて来た祖先は、神明、浅間、吉野を信仰し
今に至る。神々の御光り神恩に感謝し、ここに碑をしるす。
                         三入生一 選文
(神明神社由緒書より)


神明神社の一の鳥居の先は数段に区切られた階段が
奥まで続いている。
階段の先には二の鳥居が見え、その先に神社の境内が広がる。