神明神社(犬目町) [戻る]
犬目町の神明神社。
宅地化の波は、神社の境内ギリギリに押し寄せている。
境内には由緒書きなどはないのだが、立派な石の鳥居が寄進
され、境内もきれいに掃き清められている。
神明神社
中犬目旧小字、堂の下の旧道より20m程入った丘陵の中腹
に神明神社があります。
各地に伊勢の神宮を勧請した社(神明社)が創建され、現在で
は天照大神をお祀りする神社は、全国的な規模の国民信仰を
形成しています。
(「遊佐順子「犬目ものがたり」より)
以前は、もう少し山深い場所だったのだろう。
古い写真を見ると、階段下の小祠の前に杉の木が立っていた
ようだが、木は伐り倒されて切株だけが残っている。
神社は木々に囲まれた中にあってこそ、神秘性を帯びるように
思える。
境内や周囲の木が取り払われてしまった神社は、明るいのは
いいのだが、物足りなさを感じてしまう。
覆屋の中の本殿の横には千羽鶴がかけられていた。