両輪山 龍谷寺 [戻る]
国道16号八王子バイパスから見える寺院が龍谷寺。
クルマの中から眺めるばかりだったが、早春に訪ねてみた。
丘の上に建つ寺院というのも珍しいのではないだろうか。
落ち着いた趣の本堂と、手入れが行き届いた庭が清々しい。
両輪山 龍谷寺
山号の両輪山は本堂に奉安されている薬師如来の縁と云われ
ている。日輪天王(太陽)と月輪天王(月)を守護神として祀った
もので、因みに隣接した神社は日月神社と云う。
寺号の龍谷寺は近くの弁財池に棲む「龍」を一字名付け、地元
の地名大谷の「谷」を生かしたと云われる。滝山城主北条氏照の
家臣に藤原朝臣某に大谷弥平あり後に大谷十郎左エ門と改名、
この寺の開基となす。(戒名龍谷寺殿賀翁全慶居士)
寛永十二年、藍底盛悦大和尚を招請し開山となす。釋迦牟尼佛
を本尊として曹洞宗を広め三百六十有余年を経て現在、十七世
佛光昭道代に至っています。
(八王子仏教会のホームページより)
北条氏照が居城としていた滝山城はここから遠くはないが、
大谷十郎左衛門という元家臣が開基となって開山したのが
寛永十六年ということなのだろうか。