八王子の景色   宮尾神社                                      [戻る]


恩方・高留地区から山道を数分登ると宮尾神社がある。
宮尾神社は通称で、正式には

住吉神社 琴平神社 合社
という。

童謡「夕焼け小焼け」を作詞した中村雨紅氏の実家は、
この神社の宮司をしていた。
雨紅氏が実家へ帰る折、夕焼け空に響き渡る鐘の音が
「夕焼け小焼け」の詩のモチーフになったと言われている。
境内きれいに手入れがされていて清々しい。

現在の案下路(陣馬街道)は、夕焼け小焼け文化農園の
前を通る車道だが、江戸時代の案下路は、この神社の前
を神社の前を通る山道であった。
小さな尾根を越える道ではあったが、荷を運ぶ人々には
難所のひとつであったに違いなく、休憩や参拝のために
この神社に立ち寄ったことだろう。

境内の一隅には、「夕焼け小焼けの碑」が建っている。