御室社・山王社 [戻る]
高尾町・落合地区の甲州街道から南に路地を入り、京王線のガードを
潜ると、御室社・山王社へのコンクリート製の階段が現れる。
階段の途中にある鳥居越しに、御室社・山王社が入った覆屋の赤い
屋根がわずかに見える。
境内に入ってみると、背後は山で、しかも急傾斜の切り立った崖になって
いることに気づく。
御室社・山王社縁起
我が郷土に鎮まりまする神々に崇敬敬愛の念をもって親しむべく崇敬者
の皆様に謹んで御室社・山王社のことに付きお知らせ致します。
両神社の創立年代は詳らかではありませんが神社誌によりますと享和
三年(一八〇三年)再建との記載がありますので今から二百有余年以前
より先代住民の人達が護持されて来たことは事実であります。その間民
族文化形成の上に果たした役割は大いなるものがあります。
このようにして守られて来た遺産を大切にして後世に伝えていかねばな
らないと信じています。
幸いにして当町会々員(氏子)の皆様の御理解ある御支援と御協力に依り
毎年の神事行事も滞り無く行われていることは御同慶に存じます。
落合町会
神社総代
記
鎮座地 東京都八王子市高尾町一七七三番地
御祭神 御室社 大己貴命(おおなむちのみこと)
御祭神 山王社 大山咋命(おおやまくいのみこと)
宮司 小松恒盛様
由緒 創立年代享和三年再建又他の神社でも稀に見る
湯花の神事が執り行われます
社宝 文政六年(一八二二年)棟札
祭礼 毎年七月第三土曜日(宵宮)・日曜日を本宮とし
式典は日曜日午前十時(原則)より小松宮司の
もと宮総代町会役員及び会員参加で執り行う
境内地 東京都八王子市高尾町一七七三番地
山林二、三四一平方メートル(七〇八坪)の内
六〇七平方メートル(一八四坪)を境内地とする
以上
平成十一年七月吉日
(覆屋に掛かる縁起・由緒書きより)
覆屋の中に鎮座する両社の社殿。