^{摩尼山 萬福寺　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　[戻る]}

市営緑町霊園の南に萬福寺の本堂が建っている。
南向きで塀なども巡らされていない広い境内は、
開放感があり、空が大きく感じられる。
本堂前には寺の縁起などが書かれた石板がある。

縁起
開山はもと信州諏訪氏の武将であったという清海僧正と
伝えられている。御本尊は阿弥陀如来であったといわれ
ているが、摩尼宝珠を持つ薬師如来であったとも伝えら
れている。栗本尊と呼ばれている現在の御本尊大日如来
は兵火により焼失した如来のかわりに寺有林に実る栗を
売り長い年月をかけて資金を集め高名な仏師に大日如来
を彫らせて奉安したのが栗本尊のいわれである。
また寺宝である毘沙門天像は清海僧正の護身仏であり、
諏訪家伝来の像であったと伝えられている。

境内には「光明真言破地獄曼荼羅塔」や石造物が多い。