万松山 興岳寺 [戻る]
千人町1丁目のビルの谷間に静かに建つ興岳寺。
この寺は、千人同心の石坂弥次右衛門が開いた寺である。
興岳寺
千人町。万松山興岳寺。単立法人(前・曹洞宗)
開基千人頭石坂弥次右衛門。開山卜山舜悦上人。
1592年(文禄元)に千人頭の石坂弥次右衛門が菩提寺として
現地に創建。当初、八王子恩方心源院末に属していたが、
1742年(寛保2)江戸芝二本榎広岳院末に移った。その経緯は
不詳。一説によれば石坂勘兵衛森通が武田信玄の命を受け、
天目山中で感得した信玄持仏の薬師如来の本尊を有したが、
度々の火災により焼失したと伝えられている。
1945年(昭和20)太平洋戦争により本堂焼失。その後本尊を
再建。53年曹洞宗から単立法人に移行している。
(八王子事典の会「八王子事典」 より)
境内の墓地には、石坂弥次右衛門の墓がある。