八王子の景色   北野天満社                                                [戻る]



京王線北野駅から歩いて数分のところにある北野天満宮は、北野
の地名の由来になったといわれている。

交通量の多い16号バイパスに接しているが、境内はいつも静かで
ひっそりとしている。

天満社(北野町)
北野町。祭神菅原道真。例祭日4月25日。創建年代は明らかでは
ないが、横山党の一族が京都北野天満宮をこの地に勧請したと伝
えられている。北野の地名はここから起こったという。
1591年(天正19)5石の社領を拝領。1664年(寛文4)社殿を再
建。江戸時代は年一度武運長久の祈願札を1月に将軍に献上する
習慣があった。
1880年(明治13)唐破風向拝の社殿を再建。76年(昭和51)菅公
1075年忌事業により社殿を銅板葺きに改修。
末社の塩竈神社は7月26日の例祭日にお腹帯拝受の崇敬者が多
い。境内にある北野石器時代住居跡は市指定文化財。神木の欅は
樹齢400年を超える。
[社宝]入木末葉二品良尚親王書、綱引き天神神社像、康永の板碑。




並立する塩竈神社は、末社というよりも同格のように見える。