治竜山 桂福寺 [戻る]
「戸吹の桂福寺」は天然理心流で縁の寺として知られる。
境内の墓地には、覆屋の中に天然理心流開祖近藤内蔵助長裕と
二代目近藤三助方昌の墓が建っている。
また、桂福寺の鐘楼山門は八王子市の文化財に指定されていて、
南向きの本堂の背後は緑豊かな東に長く伸びる加住丘陵があり、
歴史と自然が豊かな土地であることを感じる。
桂福寺
戸吹町。治竜山桂福寺。曹洞宗川越蓮光寺末。開山昌誉上人。
本尊釈迦如来。
創建年代は明らかではないが、1625年(寛永2)の説がある。慶安
年間(1648〜52)御朱印9石を拝領。旧本堂は1639年(元禄16)
に建造されたものであったが、1977年(昭和52)現在の本堂に改
築された。現存の鐘楼山門は1823年(文政6)の建造。1983年
(昭和58)屋根の改修を行っている。
境内には観音堂、お菊稲荷がある。
[市指定文化財]鐘楼山門。[墓]天然理心流近藤三助方昌墓。
(こ八王子事典の会『八王子事典』より)