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陣馬街道の神戸(ごうど)のバス停から少し歩くと法泉寺の入口がある。
そこから北に入ると、「神戸山」と書かれた大きな山門が目に入る。

法泉寺
同村内、寺地はここより西の村界にあり。寛文検地(一六六一−七三)
の頃までは庵室なりしが、その後は一ヶ寺となり、神戸山法泉寺と号し、
山田広園寺末となれり。開基関山氏土佐と云。法号浄念禅定門。隣村
二分方村にその子孫あり。里正なれども、村民となりて往古の事は知
れず。天文十五年(一五四六)起立せしと云。本尊釈迦 高野山願行上
人作。

(植田孟縉著 片山迪夫校訂『武蔵名勝図会』より)















本堂は今年再建されたばかりである。